イベントレポート

岩手県宮古市「閉伊川紙(へかわがみ)」


いよいよ15日までとなりました、「39アート」の『和紙×革展』

39art2015_web1

水曜日、木曜日はカフェが定休日なので、実質あと3日となりました。

展示の中で、地方で和紙を漉いていらっしゃる職人さん達の作品(和紙)も展示させて頂いています。

会場風景6

ユネスコ無形文化遺産で登録された和紙屋さんや変わった原料で漉いていらっしゃる和紙屋さんなど大変貴重なところばかりを展示しております。

その中で、東北の岩手県で懸命に和紙つくりをされいてる女性職人さんの和紙も飾らせて頂いています

本日は東日本大震災が発生した日でもありますので、応援も込めてまず一番最初にご紹介させて頂きます。

「閉伊川紙(へかわがみ)」

閉伊川紙

岩手県宮古市で漉かれている「閉伊川紙(へかわがみ)」です。
漉いていらっしゃる方は、『紙漉き屋 群青』の栗橋くみ子さんです。
栗橋さんのブログはこちら

展示されている和紙は、岩手県宮古産の楮で漉かれていて、黒くみえるのは塵(ちり)と呼ばれる楮の黒皮が細かく入っています
(属に「塵入り和紙」と呼ばれる分類の和紙ということです)
個人的な感想ですが、すこし和紙が固く感じるのが特徴かもしれません。

閉伊川紙4

和紙手漉き工房ではその土地で栽培された楮を使って和紙を漉くのは多いですので、それぞれに味のある風合いができあがります。

「閉伊川(へかわ)」とは、宮古湾に内陸の水源から88.2km流れてそそがれている川の名前だそうです。

閉伊川MAP

参考:Google MAP

川の支流沿いのいくつかの村で漉かれていたのが「閉伊川紙(へかわがみ)」だそうです。
しかし約70年前に途絶えてしまったこの和紙を、女性の栗橋さんが試行錯誤しながら復活されたのが現在展示されている和紙です。
技術をしっている方もいなく道具のない状態から始められたのですが、相当苦労されたと思います。
いまでは、桜色の和紙などにも挑戦し、精力的に取り組んでいらっしゃる職人さんのお一人です。

大地震の際はどうだったのかなどは何も伺っておりませんが、大きな揺れで怖い想いをされたのは確かです。
それでもなお、今もまたわくわくしながら和紙を漉いていらっしゃることを伺うと胸が熱くなります。
栗橋さんだけでなく、東北で和紙を漉いていらっしゃる方々にはこれからも漉き続けていただけるように願い、また沢山の方々にご紹介していきたいと思っております。

そうそう、和紙以外に手漉き職人になるまでのサクセスストーリーをわかりやすく漫画にされた「栗坊の紙漉き日記」も閲覧用として一緒に置いております。

閉伊川紙3

 

読まれた方の感想では、「家でじっくり読んでいたらおそらく泣いてしまいました…(>_<)」とのこと。
本当に無の状態から有を生み出すということは、沢山の失敗やご苦労から経てからでないといけないということですね。

写真に乗っているお菓子は、栗橋さんからの差し入れです。
8日のワークショップに参加された方々と共に美味しく頂きました\(^^)/
(すっかりお饅頭だと思い込んでいたらゴーフレットだったので驚きも加わりさらに嬉しかったです)

実は、まだご本人さまにはお会いできてなくてSNSだけのやり取りしかできておりません。
今年中には工房にお邪魔していろんなお話を伺いたいと思っております。
その際は、またいろんな方にご紹介していきますね。

まずは、お時間ある方は、金曜土曜日曜にぜひ「玉ノ井カフェ.」さんにいらして是非実物をご覧になってくださいませ。


2015-03-11 | Posted in イベントレポートComments Closed 
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