ギフトパッケージ
和紙ペーパーバック(紙袋)の作り方
こんにちは。
和紙の魅力を世界に広めちゃう久平雅工房です。
今回は、和紙ペーパーバックの作り方をご紹介します!
いままでワークショップではペーパーバックの作り方をレクチャーしてきましたが、ブログでも作り方を簡単にお伝えしますね。
雅な扇文様とたくさんの花が描かれた和紙をチョイス。
サイズは、大体210mm×315mmになります。
Point:千代紙(友禅和紙)は連続模様によって柄に天地があります。
いざ、完成したら模様が逆さまだったこれほどショックなことはありません…(´;ω;`)
作る前に、柄の向きが上を向いているかしっかりと確認してください!
1、和紙を裏面にして右側を15mm位折る
糊付けする分を確保します。
2、折った所に糊をつける
当工房では、しっかり接着できて作業が早い両面テープを推奨しています。
ポイントは、折れ線より約2mm程度内側に糊やテープを貼ると仕上がりが綺麗!
3、左端と右端を合わせて貼って二つ折りする
貼り合わせる際に、2の内側に糊をつけた位置に左端を合わせるとはみ出さずに後々綺麗に仕上がります。
4、折った線を右側にスライドして好きなサイズで再度折りぐせをつける
ペーパーバックのマチ部分を作っています。
(あまりサイズが大きいと正面のサイズが小さくなるので、このサイズならば40~50mm位のサイズがベスト)
ちなみに、今回は45mmに設定して折ってみました。
4本の折れ線が入ると四角になりますね。
Point:左右のマチサイズが同サイズになるように気をつけること!(左が45mmならば右側も45mmになる様に折る)
5、マチの左右を合わせて谷折りする(両サイド共に)
2本の折れ線を合わせて折れば、綺麗な「M」の字になりますよ。
6、底を折る
Point:マチサイズよりも小さいサイズで折ること
(今回はマチサイズは45mmなので38mm位(約8割)で折る)
折る前に必ず模様が逆さまになっていないか再度確認してから底を折ること
7、上の正面部分のみをマチの半分のサイズを折る
Point:両方いっぺんに折ってしまうと、完成した際に表面にも余計な折れ線が入って見た目が良くないので、片面(一枚目)だけを折る様にすること
8、写真の様にマチ部分を三角形に折る
Point:綺麗な二等辺三角形に両サイド共に折れると、自然と長方形(底面)の折れ線ができます。
9、両サイドのマチ部分を内側に折る
まっすぐ折ると、二本の直線が並行になります。
10、下部の台形のみに糊をつける
全体ではなく、外側のラインに合わせて糊付けだけでOK!
11、上部の台形を先に折ってから下部の台形を貼り合わせる
必ず、7でマチサイズの1/2を折った方を先に折ること
貼り合わせるとこんな感じ。
これでペーパーバックの完成!
仕上がりのサイズは、正面が約105mm×マチ約48mm×高さ約165mmになりました。
天面にヒモ穴を開けてリボンを通せば、かわいいペーパーバックの出来上がり
リボンも和風に抹茶色の麻の葉文様入りにしてみました。
いかがでしょうか?贈り物に活用できるギフトパッケージになりました。
必ず、折れ線が入っていない正面の方を相手に見せてプレゼントしてくださいね。
さらに、見栄えがよくするワンポイントアドバイス!
紐をつける前に、天面を折り返すと紙の切れ目が見えなくてさらにグレードアップ!
パッケージの重要なポイント
紙の切れ目や余計な折れ線は正面から見えない様にすること!
折れ線などは折りたたむために大変大事ですが、見栄えを損なわない様に背面や裏面に施すようにします。
基本的にラッピングとは違って、パッケージは折り畳めて収納が良いこと、そして何度でも活用できる所がメリットです。
折り方も最初は分からない部分もありますが、構造などが理解できると自然と手が動く様になりますよ。
和紙ペーパーバックキットも企画中!(サイズも今回とほぼ同じ)
この基本的な作り方がマスターできると色々な応用編も簡単に作ることができますよ。
うまく蝶蝶リボンが結べまくても、包装紙が綺麗に巻けなくても、立派なギフトパッケージを自分の手で簡単に作れますよ。
また、和柄ではない洋風なモダンな和紙もたくさんありますので、どんなシチュエーションでも活用できます。
どんな和紙やリボンが良いかリクエスト募集中!
皆様のご意見を反映したキットにしていきたいと思います。
お気軽に問い合わせくださいませ。
お待ちしております~~\(^^)/